不動産売却時の必要書類は何?取得時のポイントも解説

不動産の売却を検討し始めたものの、どのような書類をいつまでに準備すればよいのかわからず、お困りではありませんか。
専門的な書類のなかには、取得に時間がかかるものや紛失時の手続きが複雑なものも多く、準備を後回しにすると売却活動に遅れが生じる恐れがあります。
本記事では、不動産売却をスムーズに進めるために、「契約締結前」「契約締結時」「決済・引渡し時」の3つのタイミングごとに必要な書類を解説します。
慌てることなく安心して取引を完了させ、大切な不動産の売却を成功させたいとお考えの方は、ぜひご参考になさってくださいね。
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売却前に揃えたい必要書類と取得のポイント

不動産の売却にあたっては、まず各種図面や法令関係などの必要書類を押さえる必要があります。
まずは、売却前に準備しておくべき書類と、取得のポイントについて解説します。
図面類の役割と取得先
間取り図や測量図は、土地の面積や建物の配置を伝える基本資料であり、査定や販売資料づくりにも役立ちます。
不動産会社は、現地の状況と図面を照らし合わせるため、物件の特徴を整理しやすくなるでしょう。
土地や一戸建てでは、法務局で地積測量図や公図を取得し、地番や隣地との関係を確認します。
また、境界確認書や確定測量図があれば、道路との接し方や境界の説明もしやすくなります。
マンションの場合は、購入時のパンフレットや竣工図を探し、管理組合にも相談してみてください。
事前に図面の有無を把握しておくと、査定依頼や内覧準備を落ち着いて進められるはずです。
法令関連書類の確認方法
建物の適法性を確認する資料として、建築確認済証や検査済証は重要な役割を持ちます。
建築確認済証は、計画段階の確認、検査済証は完成時の確認を示す書類と考えるとわかりやすいでしょう。
ただし、これらは原則として再発行できないため、購入時の書類一式や保管場所を早めに探しておきます。
見つからない場合は、市区町村の建築指導担当窓口で台帳記載事項証明書を取得しましょう。
また、建築計画概要書を確認できることもあり、建物の概要を説明する補助資料にもなります。
古い建物では、記録の有無を早めに確認し、必要に応じて仲介会社へ対応方法を相談しておくと安心です。
権利書類と紛失時の対応
過去の売買契約書や重要事項説明書は、購入価格や特約、法令上の制限を確認できる大切な資料です。
不動産会社が内容を確認することで、物件の特徴や査定価格の根拠を整理しやすくなります。
さらに、売却益に関わる譲渡所得税の計算でも、当時の取得費を示す契約書が役立つでしょう。
契約書が見当たらない場合は、住宅ローン契約書や通帳の振込履歴などを代替資料として集めます。
また、抵当権設定登記の債権額なども購入額を裏付ける参考資料になり、税務相談時の確認に使えます。
書類の保管場所と取得先を一覧にしておけば、売却前の打ち合わせもスムーズに進めやすくなるでしょう。
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契約締結時に必要な本人確認・権利証関連書類

前章では、売却前に準備する書類について述べましたが、契約時にも重要書類が求められます。
ここでは、売買契約締結時に必要となる本人確認や、権利証関連の書類について解説します。
権利証の確認と注意点
売主が正当な所有者であることを示すため、登記済権利証や登記識別情報通知を確認します。
登記識別情報通知とは、登記手続きで使う12桁の英数字が記された、現在の権利証にあたる書類です。
契約時には、原本や通知の保管状況を伝え、決済日の所有権移転登記に備えて確認します。
ただし、登記識別情報は重要な番号なので、開封状況や保管方法に注意し、安易に共有しないことが大切です。
見当たらない場合は、司法書士へ相談し、事前通知や本人確認情報などの代替手続きを検討しましょう。
あらかじめ状況を共有しておくことで、決済当日の段取りを整えやすくなります。
確認済証の再提示と説明
建築確認済証や検査済証は、売却前に確認していても、契約時に再提示を求められることがあります。
買主にとって建物の法令適合性は気になる点なので、資料に基づいて説明できると納得感につながるでしょう。
その際は、建築確認済証が計画の確認、検査済証が完成後の確認を示すことを簡潔に伝えることが大切です。
また、住宅ローンを利用する買主にとっては、金融機関の担保評価に関係する参考資料にもなります。
紛失している場合でも、市区町村で台帳記載事項証明書や建築計画概要書を確認できます。
代替資料をそろえて説明すれば、建築時の手続きの流れも理解してもらいやすくなるはずです。
本人確認書類の種類と期限
本人確認では、運転免許証やマイナンバーカードなど、顔写真付きの公的書類を用意するのが基本です。
これは、安全な取引を進めるため、仲介会社が法律に基づいて本人性を確認する手続きです。
パスポートや在留カードも使えますが、住所欄の有無によって追加書類が必要になることもあります。
また、資格確認書を利用する場合は、住民票や公共料金の領収書などを組み合わせて確認します。
契約前には、有効期限や氏名、住所が住民票や登記簿と一致しているかを見直してください。
共有名義では、全員分の本人確認書類をそろえ、署名や押印の予定も早めに調整しておくと安心でしょう。
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決済・引渡し日に必要な税金・登記関連書類

ここまで、売却準備から契約時までの書類を解説しましたが、最終段階の手続きに必要な書類も押さえておきましょう。
最後に、決済および引渡し日に求められる税金や、登記関連の書類について解説します。
評価証明書の取得と活用
固定資産評価証明書は、土地や建物の固定資産税評価額を示し、登記費用の計算に使う書類です。
取得先は、市区町村役場の税務担当窓口で、本人確認書類や申請書、手数料を用意して手続きします。
ただし、東京都23区内の物件は、都税事務所で取得するため、所在地に合わせて窓口を確認しましょう。
代理人が申請する場合は委任状が必要となり、郵送請求では返信用封筒も準備すると安心です。
また、公課証明書をあわせて取得すると、固定資産税や都市計画税の精算額を確認しやすくなります。
引渡し日を基準に負担期間を分けるため、最新年度の証明書かどうかを確認してください。
登記関連書類の作成フロー
決済当日は、売買代金の授受と同時に、司法書士が所有権移転登記の申請準備を進めます。
その際、売買によって所有権が移る理由を示す登記原因証明情報が、契約内容をもとに作成されます。
売主と買主は委任状や登記原因証明情報を確認し、司法書士へ登記申請を任せる流れです。
売主側は、登記識別情報通知または登記済権利証と、発行から3か月以内の印鑑証明書を用意します。
また、住宅ローンが残っている場合は、金融機関から受け取る抵当権抹消書類も必要です。
住所が登記簿と異なるときは住民票や戸籍の附票を、氏名が異なるときは戸籍謄抄本などを使い、変更登記の準備も進めておきましょう。
引渡し前の補助書類とコツ
引渡し前には、電気やガス、水道などの使用停止手続きを済ませ、公共料金の精算方法を確認します。
売主は引渡し日までの実費を支払い、買主は引渡し日以降に新規契約を結ぶ形がわかりやすいでしょう。
マンションでは、管理費や修繕積立金、駐車場代などを日割りで計算した清算書を作成します。
そのため、引渡し日や月額、端数処理の方法を明記し、計算根拠を確認できるようにしておきます。
また、通帳の引き落とし額や管理会社の案内を添えると、金額の確認もしやすくなるでしょう。
付帯設備表や管理規約、鍵の受領書も一覧化しておけば、当日の確認が落ち着いて進むはずです。
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まとめ
売却前には、査定に使う図面類、適法性を示す法令関連書類、取得費がわかる契約書を準備しましょう。
売買契約時には、登記識別情報や確認済証にくわえ、安全な取引のため顔写真付き本人確認書類を提示します。
決済・引渡し日には、固定資産評価証明書や3か月以内の印鑑証明書、清算書を揃えるとスムーズです。
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